
外壁塗装を行うとき、塗料を塗る前に行われるのが「高圧洗浄」です。
「外壁をきれいにするための掃除では?」
「どうせ塗装するなら、洗わなくてもいいのでは?」
と思われる方もいるかもしれません。
しかし、外壁塗装における高圧洗浄は、単に見た目の汚れを落とすためだけの作業ではありません。
外壁の表面には、長年の雨風による汚れやホコリ、コケなどが付着しているほか、劣化した塗膜が残っていることもあります。こうしたものをできる範囲で取り除き、これから行う塗装に適した下地を整えることが、高圧洗浄の大切な役割です。
今回は、外壁塗装で高圧洗浄がなぜ必要なのか、アサイ塗工店の実際の施工事例も交えながら分かりやすく解説します。
外壁塗装で行う高圧洗浄とは?
外壁塗装の高圧洗浄とは、塗装を始める前に高圧の水を使って外壁や屋根などを洗浄する工程です。
外壁には年月とともに、
・ホコリや砂、泥などの汚れ
・コケや藻などの付着物
・表面に残った劣化塗膜
・チョーキングによって生じた粉状のもの
などが付着することがあります。
これらが残った状態のまま塗装するのではなく、まず外壁表面をきれいな状態に整えてから次の工程へ進むことが重要です。
アサイ塗工店でも、施工の流れとして「足場組み」の次に「高圧洗浄」を行い、その後に下地処理、養生、外壁の下塗り、中塗り・仕上げへと進んでいます。
▼プラン一覧・施工の流れ
https://asai-tokouten.co.jp/plan-flow/
外壁塗装に高圧洗浄が必要な3つの理由
1.外壁に付着した汚れやコケを取り除くため
高圧洗浄の分かりやすい役割が、外壁に付着した汚れを落とすことです。
住宅の外壁は毎日、雨や風、ホコリなどにさらされています。さらに、日当たりや風通しなどの条件によっては、コケや藻が付着することもあります。
一見するとそれほど汚れていない外壁でも、近くで見ると表面に細かな汚れが付着している場合があります。
外壁塗装では、こうした汚れの上からそのまま塗料を重ねるのではなく、まず洗浄によって塗装する面を整えることが大切です。
2.塗料の付着を妨げるものを取り除くため
高圧洗浄が必要な理由は、「外壁がきれいに見えるようにするため」だけではありません。
塗装面に汚れや異物、劣化した塗膜などが残っていると、新しく塗る塗料が下地に十分付着しにくくなる場合があります。
塗料メーカー各社も、下地に汚れや異物、劣化塗膜が残ったまま塗装すると、十分な付着性を確保しにくくなり、剥がれや仕上がり不良、耐久性への影響につながるとして、下地処理の重要性を案内しています。
つまり、高圧洗浄そのものが塗料を強くするのではなく、塗料の付着を妨げるものを取り除き、塗装しやすい下地をつくることが重要なのです。
3.塗装後の仕上がりを損なわないため
せっかく外壁を塗り替えるのであれば、見た目もきれいに仕上げたいところです。
しかし、下地に汚れや劣化した塗膜などが残っていれば、塗装後の仕上がりにも影響する可能性があります。
外壁塗装というと「どの塗料を使うか」「何色にするか」といった部分に注目しがちですが、その前に行われる洗浄や下地処理も重要な工程です。
高機能な塗料を選ぶだけではなく、塗る前の状態をきちんと整えることも外壁塗装では大切と覚えておきましょう。
高圧洗浄をせずに塗装するとどうなる?
「外壁の汚れがそれほど目立たなければ、そのまま塗っても大丈夫なのでは?」と思われるかもしれません。
しかし、表面に汚れや異物、劣化塗膜などが残ったまま塗装すると、塗料が十分に付着しにくくなり、
・塗膜が剥がれる原因になる
・きれいに仕上がりにくくなる
・塗膜の耐久性に影響する
といった可能性があります。
そのため、塗装工事では「塗る工程」だけを見るのではなく、塗装前にどのような下地づくりを行うのかも確認しておきたいポイントです。
高圧洗浄だけですべての劣化が直るわけではありません
ここで注意したいのが、高圧洗浄は外壁の補修そのものではないという点です。
たとえば、
・外壁にひび割れがある
・シーリングが切れている、隙間ができている
・塗膜が大きく浮いている
・鉄部にサビが発生している
といった症状がある場合、高圧洗浄をしただけですべて解決するわけではありません。
外壁の状態を確認したうえで、必要に応じた下地処理や補修を行い、その後に塗装へ進む必要があります。
また、高圧洗浄だけでは落としきれない劣化塗膜やサビなどについては、工具を使った除去作業が必要になる場合もあります。
つまり、
高圧洗浄 → 必要な下地処理・補修 → 塗装
と、それぞれの工程に役割があるということです。
外壁のひび割れやシーリングの劣化については、こちらの記事でも詳しく紹介しています。
▼外壁のひび割れは放置して大丈夫?補修が必要なケースを解説
https://asai-tokouten.co.jp/asai-blog/3295/
▼外壁のシーリングにひび割れや隙間があると危険?補修が必要な劣化サインを解説
https://asai-tokouten.co.jp/asai-blog/3345/
外壁塗装は「塗る前の工程」も大切です
アサイ塗工店の施工の流れでは、
1.足場組み
2.高圧洗浄
3.下地処理
4.養生
5.外壁の下塗り
6.中塗り・仕上げ
7.付帯部の塗装
という流れで工事を進めています。
※実際の施工内容や工程は、建物の状態や工事内容によって異なる場合があります。
完成した外壁だけを見ると、どうしても「塗装」の部分に目が行きますが、その仕上がりを支えているのが洗浄や下地処理などの準備工程です。
これから外壁塗装を検討する場合は、使用する塗料だけでなく、高圧洗浄や下地処理がどのように行われるのかにも目を向けてみるとよいでしょう。
施工事例①|コケが付着した外壁を高圧洗浄してから塗装
岐阜県羽島郡のM様店舗では、施工前の外壁にコケが広く付着している状態が確認されました。
アサイ塗工店の施工事例ページでも、施工前について「全体がコケに覆われた状態」と紹介しています。
こちらの工事では、全体の高圧洗浄を行ったあと、下塗り、上塗り2回という流れで施工しました。

施工事例では、高圧洗浄後の外壁写真も確認できます。

このように、塗料を塗り始める前に、まず外壁に付着したコケや汚れを洗浄してから次の工程へ進みます。

施工前と施工後を比較すると、外壁全体の印象も大きく変わっています。
▼岐阜県羽島郡 M様店舗の施工事例はこちら
https://asai-tokouten.co.jp/works/2916/
施工事例②|高圧洗浄から下塗り・上塗りへ進んだ岐阜市R様邸
岐阜県岐阜市のR様邸でも、外壁塗装の工程として高圧洗浄を行っています。
施工内容は、
外壁高圧洗浄 → 養生 → マスチック工法 → 上塗り2回 → 養生撤去 → 清掃
という流れです。

R様邸の事例からも分かるように、外壁塗装はいきなり塗料を塗るのではなく、高圧洗浄などの準備工程を行ったうえで塗装へ進んでいきます。


完成後だけでなく、その前にどのような工程が行われているのかを見ることも、外壁塗装を理解するうえでは大切です。
▼岐阜県岐阜市 R様邸の施工事例はこちら
https://asai-tokouten.co.jp/works/2069/
見積もりでは塗料だけでなく施工内容も確認しましょう
外壁塗装の見積もりを見るときは、どうしても金額や塗料の商品名に目が向きがちです。
しかし、実際の工事では、高圧洗浄や下地処理など塗る前の工程も重要です。
見積もりを比較するときには、
・高圧洗浄が含まれているか
・下地処理はどのような内容か
・シーリング補修は必要か
・何回塗りなのか
・どの範囲まで施工するのか
なども確認しておくと、工事内容の違いを比較しやすくなります。
外壁塗装の見積書については、こちらの記事でも詳しく解説しています。
▼塗装の見積書で見るべきポイント|岐阜市で失敗しないための確認項目
https://asai-tokouten.co.jp/asai-blog/3275/
外壁塗装の高圧洗浄についてよくある質問
Q.外壁塗装では高圧洗浄は必要ですか?
塗装前には、外壁表面に付着した汚れや異物、劣化塗膜などを取り除き、塗装に適した下地へ整えることが重要です。
一般的には高圧洗浄が用いられますが、外壁材や劣化状態などによって適した処理方法は異なる場合があります。
Q.高圧洗浄をすれば外壁の劣化は直りますか?
高圧洗浄は汚れなどを取り除くための工程であり、ひび割れやシーリングの劣化などを補修する作業ではありません。
劣化が確認された場合は、状態に応じた下地処理や補修が別途必要になることがあります。
Q.高圧洗浄のあと、すぐに塗装しますか?
高圧洗浄後は、そのまま塗料を塗ればよいわけではありません。
建物の状態や施工内容を確認しながら、必要な下地処理や養生などを行ったうえで塗装工程へ進みます。具体的な工程や日程は、天候や建物の状態によっても異なります。
Q.外壁のコケや汚れが目立ってきたら塗装時期ですか?
コケや汚れがあるという理由だけで、必ず外壁塗装が必要とは限りません。
外壁の色あせやチョーキング、ひび割れ、シーリングの劣化など、ほかの症状も含めて現在の状態を確認し、必要なメンテナンスを判断することが大切です。
まとめ|高圧洗浄は外壁塗装を支える大切な下準備
外壁塗装の高圧洗浄は、単に外壁をきれいに見せるための掃除ではありません。
外壁に付着した汚れやコケ、異物、劣化した塗膜などをできる範囲で取り除き、これから行う塗装に適した下地をつくるための大切な工程です。
外壁塗装を検討するときは、
「どんな塗料を使うのか」だけでなく、「塗る前にどのような作業をするのか」
にも注目してみてください。
アサイ塗工店では、外壁の状態を確認したうえで、必要な施工内容をご提案しています。
「外壁のコケや汚れが目立ってきた」
「そろそろ塗り替えが必要なのか知りたい」
「見積もりの施工内容について詳しく聞きたい」
といった場合も、まずは現在のお住まいの状態を確認するところから始めてみてください。
▼アサイ塗工店のプラン・施工の流れを見る
https://asai-tokouten.co.jp/plan-flow/
