
外壁を見ていて、目地やサッシまわりのゴムのような部分にひびが入っているのに気づいたことはありませんか。これは「コーキング」と呼ばれる部分で、外壁塗装を検討するときに欠かせない要素のひとつです。
「ホームセンターで材料を買って自分で補修できないか」と考える方もいますが、コーキングは選ぶ材料を間違えると、あとで大きなトラブルにつながることがあります。この記事では、コーキングの役割や寿命の目安、補修で注意したい点、費用相場について解説します。
外壁のコーキングとは
コーキングとは、外壁材と外壁材の継ぎ目(目地)やサッシまわりの隙間に充填されている、弾力のある材料です。外壁は気温の変化によってわずかに伸縮していますが、継ぎ目に隙間なく外壁材が接していると、その動きを吸収できずに破損してしまいます。そのため、あえて隙間を開けておき、そこにコーキングを充填することで、外壁材の動きを吸収しながら雨水の侵入を防ぐ役割を果たしています。
サイディング外壁の住宅では、ほとんどの場合、新築の時点からコーキングが使われています。サイディングは工場で塗装されたうえで現場に取り付けられるため、目地に充填されるコーキングの部分だけは塗装がされていない状態(化粧打ち)のことが多く、そのまま紫外線や雨風にさらされ続けます。なお「コーキング」と「シーリング」はほぼ同じ意味で使われる言葉で、この記事では「コーキング」という表記で統一します。劣化のサイン(ひび割れ・剥離・欠落など)について詳しくは、以下の記事もあわせてご覧ください。
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外壁のシーリングにひび割れや隙間があると危険?補修が必要な劣化サインを解説
コーキングの寿命はどれくらい?
コーキングの耐久性は、使用する製品によって大きく異なります。一般的なシーリング材では5〜10年程度がメンテナンスの目安として示される例がありますが、高耐久タイプには15〜30年程度の使用を想定した製品もあります。特に、塗装で保護されず紫外線や雨風を直接受け続ける化粧打ちの部分は、劣化が早く進む傾向があります。年数だけでなく、使用されている製品と現在の劣化状態を確認することが大切です。
外壁塗装は10〜15年程度の周期で行われることが多いため、コーキングの寿命とはややタイミングがずれることがあります。多くの住宅では、外壁塗装のタイミングに合わせてコーキングも点検し、必要に応じて打ち替えることで、まとめてメンテナンスを行っています。
【要注意】コーキング補修を自分でするときの注意点
コーキング材はホームセンターでも購入できるため、「ひびが入った部分だけ自分で埋めてみよう」と考える方もいらっしゃいます。ただし、購入の際に選ぶ材料には注意が必要です。
ホームセンターなどで手に入りやすい「シリコン系」のコーキング材には、一般的な塗料が付着しにくいという性質があります。そのため、外壁塗装を予定している目地にシリコン系を使ってしまうと、あとから塗装しても密着せず、はがれの原因になることがあります。
一度シリコン系の材料を目地に充填してしまうと、上から塗料を塗っても密着しにくい状態が続くことがあり、こうなってしまうと、コーキングごと撤去してやり直す以外に対処が難しくなるケースもあります。
外壁塗装を予定している部分のコーキングには、塗装との相性がよい「変成シリコン系」など、塗装適性のある材料を選ぶことが大切です。市販の材料を見ただけでは種類を判断しにくいため、外壁塗装とあわせてコーキングの補修・打ち替えを考えている場合は、自己判断で材料を選ばず、専門業者に相談することをおすすめします。
コーキングの打ち替えと外壁塗装、どちらが先?
コーキングの打ち替えを外壁塗装の前に行うか後に行うかについては、絶対の決まりがあるわけではなく、外壁の種類や使用する塗料によって使い分けられています。
- 先打ち(塗装前に打ち替える):コーキングの表面が塗膜で保護されます
- 後打ち(塗装後に打ち替える):コーキングは塗膜に覆われないため、材料そのものの耐久性が仕上がりを左右しやすくなります
どちらを採用するかは、外壁材・シーリング材・塗料の仕様や仕上げ方法によって異なり、一概にどちらが優れているとは言えません。使用する製品の施工仕様に従うことが重要です。見積もりの際に、どちらの順番で進めるのか、その理由とあわせて業者に確認しておくと安心です。
コーキング打ち替えの費用相場
コーキングの打ち替え費用は、既存のコーキングを撤去したうえで新しく充填する作業が中心となり、一般的には1mあたりおおよそ900〜1,500円程度が相場とされています。このほか、既存コーキングの撤去費用や、高所作業のための足場費用が別途かかる場合があります。
実際の金額は、建物の規模や目地の総延長、下地の状態によって変わります。外壁塗装と同時にコーキングの打ち替えを行うと、足場費用を塗装工事とまとめられるため、コーキング単独で依頼するより効率的になるケースが多くあります。正確な費用は、現地調査のうえで見積もりを確認することをおすすめします。
アサイ塗工店のコーキング施工
アサイ塗工店では、外壁塗装とあわせてコーキングの打ち替えを行った施工事例を多数掲載しています。コーキングの状態が気になる方は、まずは現地調査でご相談ください。
▼お問い合わせ・見積依頼はこちら
https://asai-tokouten.co.jp/contact/
よくある質問
- Q外壁のコーキングにシリコン系を使うとどうなりますか?
- A
シリコン系の材料は一般的な塗料が付着しにくく、上から塗料を塗っても密着せず、はがれの原因になります。外壁塗装をする部分には、塗装適性のある変成シリコン系などの材料を使うのが一般的です。
- Qコーキングの補修は自分でできますか?
- A
小規模な補修であれば市販の材料で対応する方もいますが、材料選びを誤ると塗装がはがれる原因になることがあります。特に外壁塗装を予定している場合は、専門業者に相談することをおすすめします。
- Qコーキングの打ち替えだけを依頼することはできますか?
- A
外壁塗装と同時に行うと足場費用をまとめられるため、外壁塗装のタイミングにあわせて検討する方法もあります。単独での依頼が可能かどうかは、業者にご確認ください。
- Qコーキングを打ち替えないとどうなりますか?
- A
劣化したコーキングをそのままにすると、目地から雨水が入り込みやすくなり、建物内部の劣化や雨漏りにつながる可能性があります。ひび割れや剥離などのサインが見られたら、早めに専門業者へ相談することをおすすめします。
まとめ
コーキングは、外壁材の動きを吸収しながら雨水の侵入を防ぐ、外壁塗装において重要な役割を担っています。耐久性は製品によって幅があり、補修の際にシリコン系の材料を使うと、その後の塗装がはがれる原因になることがあるため注意が必要です。
打ち替えの順番や費用は建物の状態によって変わるため、外壁塗装とあわせてコーキングの状態も確認してもらうと安心です。岐阜周辺で外壁塗装・コーキングの補修をご検討中の方は、アサイ塗工店までお気軽にご相談ください。
