外壁 模様作り
ここでは塗装は塗るだけではないなどと言うことを説明していきたいと思います。
建設業界では柄入れ等と言いますが、柄入れとは一体どんなものなのでしょう。
塗装業界のアートてきな感じ?
この世の中のほとんどの建物は塗料で包まれております。しかし塗装前段階ですとほとんどの外壁は模様が付いておらず殺風景な感じなのです。
そこに塗装職人が自身の腕を奮って模様を付けていくのです。
リシン吹き
一昔支流だったリシン吹付けになります。一般的に古民家の壁に使われておりましたが、近年サイディングやALCパネルの普及に伴い施工が少なくなりました。耐久年数は7年ぐらいと言われておりましたが塗膜が薄い為下地の影響を受けやすくひび割れが目立ち表面のザラつきでホコリやコケ、水アカ等の汚れが付きやすい傾向があります。
スタッコ吹付け
こちらも一昔支流だったのがこのスタッコ吹付けです。近年ではあまり見受けられなくなりましたね。当時は重圧感のある仕上がり・耐久年数も比較的長いことからよく使われておりましたが、ホコリや汚れ、カビやコケなどがすぐついてしまい美観が損なわれることと、近年はサイディングやALCパネルの住宅が増えて出番がなくなってきました。
玉吹き
比較的大型の建物で見たことがあると思います。こちらは玉吹きといいまして専用の機械で塗料を吹き付ける施工になります。
この玉の大きさも施工前に指示があり職人が機械を調整して均一になるように吹付けします。均一しないとムラになり上塗りをしても直りません。
タイル吹き
上記の玉吹きにプラス1工程したのがこのタイル吹き(玉カット)です。こちらも一般の住宅でも比較的よく見ますね。
玉吹きをした後に少し時間を置き、玉が硬化する前に専用のローラーで玉の先端を平らにします。
こちらも職人が大きさを決めムラなく均一に吹付け、時間を見計らってローラーを転がします。吹いてから玉カットするまでの時間次第では模様が全部潰れてしまい、模様が全部繋がって巨大な陸地みたいになってしまいます。逆に放置する時間が長すぎると、玉がカット(平らに)出来ず玉を全部削ぎ落してやり直しになります。
マスチック工法
近年多くなってきてるのがこのマスチック工法です。何故多くなってきてるかと言いますと、日本の住宅事情が問題です。住宅・建物同士が近く吹付け施工により近隣に飛散する事例が多発しております。
そこでローラー施工で模様を付けるこのマスチック工法が増えてきております。吹付け施工に比べ飛散も少なくローラー施工に比べ1段階厚膜に塗装出来る、模様が均一に出来るということで着目されております。
Wトーン仕上げ
模様とは少し違うかもしれませんがこちらはWトーン工法です。サイディングのレンガを最大限に活かした工法となります。
最初に目地色をすべて塗り、次にレンガの色を毛足の短いローラーで塗る施工方法です。職人の小手先加減で全てが決まるシビアな仕上げ作業ですが非常に美観に優れていると思います。
すべては職人の腕次第!
住宅メインで書きましたが一般の建物だと塗装職人が手掛ける物はこんな感じです。吹付け+コテ等も使った塗装もありますがそれはまた後程書きます!
上記に書いた施工の全ては職人の腕で全てが決まると言っても過言ではありません!
「お客様の要望に真摯に向き合い笑顔になってもらえる」そんな施工をアサイ塗工店は常に考え、心掛けて施工させて頂いております。
皆さんの笑顔が、皆さんの感動が我々の喜びです。