外壁編 その1 サイディング
皆さんこんにちわ。アサイ塗工店の鈴木です。
さて今回は、外壁の中でも1番シェア率が高いであろうサイディングについて書いていこうと思います。
そもそもサイディングとは何?
じゃあそもそもサイデングとはなんなのでしょう? そんな疑問から書いていきます。
サイディングというのは建物の外壁に使用する外壁材の一種です。正式名所は窯業系サイディング(以降サイディング)といい、セメント系の素材強度と木質系の特性である断熱性を最大限生かした外壁建材です。
そもそも外壁の施工方法には「湿式(しっしき)」と「乾式(かんしき)」の2種類があり、「湿式」には塗り壁・タイル張りがあり、「乾式」にはサイディングがあります。一定サイズの板を外壁に貼り付けていく方法です。工場で予め成型された板を壁に貼っていくことで外壁が完成します。
壁の広さに合わせて「サイディングボード」をカットし、それぞれのつなぎ目をしっかりと埋めます。そうすることで、板の貼り合わせであっても雨漏りや剥がれを防止することができます。
サイディングの特徴は何?
大きく分けて3つの特徴があります。
- その1施工費用が安い・工事期間が短い
- その2耐候性・耐火性・耐水性が優れている
- その3種類・デザインが豊富
その1
新築住宅の7割~8割はこのサイディングで作られており、その施工期間が短く工事価格が安く済むので近年、非常に多くの建物がサイディングを使う要因なっていると思います。
その2
上記でも書きましたがサイディングはセメント質の硬さで耐震性にも優れてセメント質なので火にも強い。近年作られているサイディングには特殊な塗料が塗られており耐候性・耐水性も優れている。
その3
サイディングはデザイン性が豊かでシンプルな柄からタイル調・レンガ調・石積み調等、様々な模様・形等から選べて独自性の高い住宅を作れるので需要が高い要因の1つです。
メリットとデメリット
上記はメリットを書いてみましたがこれだけを見るとなんていい外壁材なんだろうと思いますよね。しかしやはりいい物にも欠点(デメリット)があります。
その1 | 断熱性に優れていても熱は出る |
その2 | セメント質と繊維質で中身は吸水性がある |
その3 | 長期放置によるダメージが大きい |
その1
上記で木質性の特性を生かして最大限の断熱効果があると書きましたが、正直所詮はモルタルで出来ているので表面に何も加工されていなかったら熱を吸収してしまいます。
その2
住宅の外の床がコンクリートで想像していただけると分かりますが、雨が降るとそのまま水を吸い込んでいくのを見たことはないでしょうか。コンクリートもセントと一緒なのでこれも表面に何も加工されていなかったら水をガンガン吸収してしまいます。
その3
上記2つを長期間放置していると、サイディングの反りや最悪サイディングの欠落につながります。又、サイディングだけではなく建物の中にまで水が浸入して雨漏りの原因・熱も侵入して室内が熱くなり、建物自体にも熱のダメージが発生します。
上記にも書きましたがサイディングには特殊な塗料が塗られております。その耐久年数は約10年と言われております。10年ぐらいたつとサイディングにチョーキング現象(サイディング表面に白い粉が吹いてきます。
メンテナンスが重要
メリットとデメリットが分かった上で対処法はどう行っていくか。
サイディングの表面の塗膜が劣化する前に新たな塗膜を形成してサイディングの中に水分や熱を入れないことです。新たな塗膜を形成出来ればサイディング自体の痛みも止められますし、建物自体のダメージも抑えることが出来ます。
サイディングも重要ですがサイディングの繋ぎ目に施工されているコーキングも無視出来ません。新築の建物ですと10年ぐらいたつとコーキングも劣化し始め、各所に痩せる・ひび割れる・切れる等の症状が出ているかと思われます。メンテナンス時にコーキングの増し打ち・打ち替えを強くおすすめします。
世の中の大半の建物はこのサイディングで建てられております。前の記事にも書きましたが自分の家は自分で守るの意識が重要だと思います。安心して住めるお家にする為にも知識をしっかりとつけて悪徳業者に騙されないことも重要です。
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