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◆ 2023/02/15

岐阜県瑞穂市 S様マンション 【ウレタン防水通気緩衝工法】【プルーフロンGRトップ使用】

岐阜県瑞穂市 S様マンション 【ウレタン防水通気緩衝工法】【プルーフロンGRトップ使用】

 

皆さんこんにちわ。アサイ塗工店の鈴木です。今回はお知り合いのご紹介で岐阜県瑞穂市のS様マンションの屋上防水を施工させて頂きましたので施工内容、施工手順を書いていきたいと思います。

こちらは最上階のお住いの方から雨漏りがおきているとお話があり当社劣化診断士がお伺いした所、最上階の住居、通路に雨漏り痕が多数あり1階のエントランスホールにも多数雨漏り痕がありました。

そして今回の防水工事には、ウレタン防水通気緩衝工法を使用した施工をおこないました。

ウレタン防水は大きく分けて2種類の施工方法があります。それが【ウレタン防水密着工法】と【ウレタン防水通気緩衝工法】です。

防水密着工法とは既存の下地にそのままウレタン防水を密着させる工法です。メリットは比較的安価で工事完了までの時間も短く済みます。デメリットは、既存の下地に水分を含んでいますと、施工中の防水層が熱せられ下地に含んでいた水分が水蒸気となり、逃げ場が無くなった水蒸気が現在施工中の塗膜を押し上げて膨らんでしまうことがあります。

通気緩衝工法は既存の下地に通気緩衝シートを張りその上から防水塗装を行う工法です。メリットは既存の下地の中にある水分の逃げ道を確保することにより現在施工中の塗膜を押し上げることが無くなります。デメリットは密着工法より費用がかかり、工事日数もかかります。

それではまずは施工前と施工後の写真をご覧ください。


施工前&施工後

 

 

 

 

 

施工前はコンクリートは荒れ果てた状態、目地部のパッキンは劣化で各所捲れ上がり欠落し、昔使ってたであろう人工芝生は朽ち果て、各所にコケや草が生えていました。

施工後は世界が一変して防水塗料がしっかりといきわたり綺麗に仕上がっています。

では次に施工手順を書いていきます。


施工手順

 

まずはこの荒れ果てた状態を掃除していきます。浮き上がったパッキンの撤去、人工芝生の撤去、コケ、泥、草等の撤去です。

 

コケ、泥、人工芝生の撤去が完了したら次にサンダーを使用して元のコンクリートをある程度平滑にします。ケレンすることにより人工芝生のボンドや硬い付着物を取り除いて凹凸の無い平滑な仕上がりになります。

 

ケレン作業が完了したら次に高圧洗浄で洗浄していきます。

 

高圧洗浄が完了して乾燥後、各所にあるクラックや目地にコーキングを充填していきます。

 

コーキングが乾燥後、カチオン系のモルタルを使用しまして荒れたコンクリートに塗りこんでいき下地を平滑にしていきます。

 

 

モルタル乾燥後、防水の下塗り、プライマーを塗っていきます。

 

 

プライマーの乾燥後、改修用ドレインの取り付けに入っていきます。

改修用ドレンは古くなった排水口の上から被せ、排水口周りからの漏水を防ぎきます。既存のドレンの中に改修用ドレンの配管を奥まで差し込み、先端部分が鉛で出来ていますので、ボンドを塗ってハンマーで少しずつ叩きながら既設の形状に形成、圧着していきます。

 

 

改修用ドレンの設置が完了しましたら次に通気緩衝シートを張っていきます。

上記でも書きましたが、通気緩衝工法は下地に残っている水分が現在施工中の塗膜を押し上げることなく脱気筒から外にゆっくりと水分を逃がし続けることが出来る施工方法です。

 

 

通気緩衝シートが張り終わりましたら、立ち上がりの巾木にメッシュを張りながら防水材の中塗りをおこなっていきます。

 

 

次に脱気筒の取り付けに入っていきます。

 

脱気筒の取り付けが終わりましたら手摺壁の下塗り、上塗りをおこなっていきます。

 

次に平場に防水材の中塗りを2回こないます。

 

最後に防水塗膜の保護剤になる上塗りを塗れば完成となります。

 

 

次に鉄扉、鉄骨の階段、エントランス周りのタイル、サッシのコーキングもおこなっていきます。

鉄部に関しましてはしっかりとケレン作業、下塗り、上塗り2回おこないます。

 

 

 

 

以上でS様マンションの工事はすべて完了となります。

雨が降ったタイミングでお邪魔させて頂きましたが雨漏りも完全に止まってお客様もホッとされておられました。

最後にお客様に全体の確認をご一緒にさせて頂きましたが、物凄く綺麗になってビックリされ大変喜んでおられました。

ご利用ありがとうございました。これからも末永くお付き合いよろしくお願い致します。